君の指輪、似合ってないよ
私のことが好きで溢れるくらいの好きが体から目から、漏れている彼と付き合っていたことがある。
結論から述べると、3か月たらずで別れた。
私と彼は中学の同級生だ。
中学で少し付き合えたが、ほどなくして振られた。多分私を好きじゃなかったと思う。
女はすぐわかる。
彼はどんくさくて、なんか抜けてて
でも愛嬌があってみんなに愛されるタイプの人間
だった。
何年かして、成人式後の同窓会で再会した。
彼から告白された。
こいつを7年くらい引きずり好きだった私からすると
見返したというか、内心(ほらキタ〜歓喜。あでもばーか、顔しかみてねー)色んな感情だった。
余談だが、私の容姿は、悪くないという自己評価である。
他己評価は、ーは可愛いんだから。と言われるのでやはり悪くないんだと思う。
中学が1番モテていた(多分何事も一生懸命取り組んでいたから)と自負しているからこそ
彼とうまくいかず引きずった。
彼との交際が始まった。
彼はいつもシルバーアクセの指輪をつけていた。
私が付き合いたくない男
・ラルフローレンを着ている
・指輪をつけてる
彼は上記2つに見事に当てはまっていた。
(あんなに田舎の少年だったのに。。)
イキった感じがして苦手なのだ。
イケメンしか許されない、、のではなくこの2つはイケメンでも嫌なのだ。
ちなみに彼はイケメンではない。つまり余計無理だ。
デートは2人で深夜カラオケ行き、きのこ帝国、サイダーガール、ヨルシカをとにかく、とにかく歌いまくった。
バカみたいに騒ぎまくりいつも朝5時まで歌った。
帰りはくっそ寒い外を、明け方歩いた。
とにかく、ここには書ききれない思い出があり3ヶ月という短い期間だったがほぼ毎日会っていて
密度は異常だった。
彼のことが徐々に嫌いになり、なんだか生理的に無理になり最後は会うこともなく振ってしまった。
なんと無責任、といわれると思う。
確かにそうだ。
そこに関してはもっと誠実な対応ができたのではないか、と今でも申し訳なく思っている。
ほんとにごめんなさい。
彼もきっと突然のことで戸惑っただろう。
彼の友だちは私のことを悪く言い彼を慰めただろう。
落ち込む、はたまた怒り狂ったかもしれない彼に優しい言葉をかけた女性といまごろ付き合っているかもしれない。
むしろそうであってほしい。
まぁ、実際恋愛とはそんなもんだ。
あと、私と彼は同級生だが
なぜか彼は年下からの
人気があった。
が、しかし同級生の私は彼の魅力がわからなくなった。
なにがいいのか、正直何度も考えた。
頼りがいと男らしさ、、ごめんだけど
なかったように思う。
読んでいただいたらもう、お分かりのように
こういう感じに彼の全てを否定に入ってしまったからこそ、私は別れる一択しか思い浮かばなかった。
可愛いで全てを収めるだけの母性というか
愛がなくなったのだ。
もう完全に全てが、この7年の想いが
付き合ったことにより
終わったのだ。
カンカーン!ありがとうございました〜!
と、どっかから聞こえた気分である。
中学の時に大好きだった彼はもういなかった。
彼の幻想を7年見続けていた私も
目がようやく覚めた。
あなたは愛される人です。
指輪も似合ってるよ。